混ぜるな危険!混ぜるとどうなる?弱酸性は?

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3つの瓶豆知識

漂白剤やトイレ用洗剤などのボトルに【混ぜるな危険】と目にした事ありますよね。

要は”酸性のものと塩素系のものを混ぜるな”という事なのですが、混ぜるとどうなる?もし混ぜてしまったら?弱酸性は大丈夫なの?を紹介します。

 

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混ぜるな危険ってどういう事?

酸性・中性・アルカリ性

まず洗剤には酸性・中性・アルカリ性があります。

 

代表例(ナチュラルクリーニング系も含む)

酸性洗剤:サンポール、トイレのルック等、お酢、クエン酸
中性洗剤:Majica、キュキュット、バスマジックリン等
アルカリ性洗剤:セスキ、重曹、カビキラー、キッチンハイター、パイプユニッシュ等

 

この内、【混ぜるな危険】と言われるのは酸性洗剤とアルカリ性の塩素系洗剤です。

塩素系で無ければ、アルカリ性洗剤と酸性洗剤を混ぜても中和されるだけで危険はありません。

塩素系とは?

上記の表で言うと、カビキラー・キッチンハイター・パイプユニッシュにあたります。

【塩素系】と商品に目立つよう表記されています。

また主成分は次亜塩素酸ナトリウムです。商品に記載されている成分表を見ると確認できます。

混ぜるとどうなるの?

前項で触れた塩素系漂白剤の主成分『次亜塩素酸ナトリウム』と、酸性洗剤によく使われている『塩酸』や『クエン酸やお酢』などの酸性のものが混ざると急激な化学反応が起こり、塩素ガスが発生します。

 

塩素ガスは猛毒です。

主な症状は、目や鼻や喉の痛み・呼吸困難・吐き気・頭痛・発汗など多岐に渡り、多量に吸い込むと最悪の場合は死に至ります。

 

基本的に混ぜると危険な酸性の製品には塩素系同様、目立つ注意書きがされています。

ミヨシのクエン酸の注意書きがこちら↓

もし混ぜてしまったら

すぐに窓を開けたり換気扇を回すなどをして換気し、外やベランダなどで綺麗な空気を吸いましょう。

すでに体調に異変がおきていて暫く経っても快方に向かわない場合は、使用した洗剤の商品名をメモして病院に行き、医者の支持に従いましょう。

塩素系に弱酸性も危険?

食器用洗剤のキュキュットを中性洗剤の欄に書きましたが、【キュキュットクエン酸効果】シリーズは弱酸性です。

これに対して株式会社花王製品Q&Aでの回答

Q、「キュキュット クリア除菌」は液が弱酸性ですが、シンクの中で「キッチンハイター」の薄め液や「キッチン泡ハイター」と混じっても大丈夫なの?

実際に試験を行い、問題ないことを確認しております。
[キュキュット クリア除菌]の原液は弱い酸性ですが、水を含ませたスポンジにつけて泡立てたり、水で薄めると中性になります。

花王株式会社 製品Q&Aより引用

 

心配であれば製品ページ等で調べてみると安心です。

また製品によっては塩素ガス発生抑制剤を配合するなどし、もし混ざっても人体に影響が出ないよう作られているものもあります。

基本的に【混ぜるな危険】と表記されていない場合は安全だと考えて良いでしょう。

 

混ぜると危険な物には必ず注意書きがあるの?

塩素ガス発生試験を行い、1.0ppm以上の塩素ガスが測定された場合は必ず【混ぜるな危険】と表記するよう家庭用品品質表示法で義務付けられています

でも両方使いたい!その場合の注意点

今日の掃除でカビ取りもしたいし尿石や水垢も落としたい。

そんな時はしっかり水で流してから次の洗剤を使用したら安全です。

 

まとめ

 

有毒ガスを発生させる可能性を含む商品には【混ぜるな危険】と記載されているので、必要以上に怖がる必要はありません。

そういった記載のあるものは使用したら一度しっかり洗い流す基本的に単体で使うと安心ですね。

 
豆知識
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